年末年始の恒例行事と言えばこの、俺が選ぶ音楽ベスト10を書く事以外には何も無くなりました。ひふみです。
初詣とか結構適当だし、そばも毎年は食べてないし、紅白も気分で見たり見なかったり。
今年の総括!とかする程やり込んだものもないし、結果的に薄く長く聴き続けている音楽ベスト10は続いているんですな。
成そうという意思があるから続くんではなく、続けていたら成そうという意思があった事が後から読み取れる。そういうタイプの人間なんだなーと気付いた2019年でした。
いつも順位はスッと決まるんですが、今回1-4位は本当全部1位にしたいくらいだった。
10位
Wissen ist Macht!!/Z23(CV.阿部里果)
アニーメレーンのキャラクターソング。
アズールレーンそのものはさわり程度しか分からないが、今オタク界を爆走するアズールレーン様からメタルを出して頂いたという事は、一定の需要があるしこれからのオタクコンテンツでもメタルを出して頂けるという希望が持てる。ありがたや。
肝心の中身はというと、どうにもメタルみがあるキャラクターとは思えんし、取り敢えずメタル作りましたみたいな曲なので、流石に10位とさせて頂いた。
ちなみに加賀の曲も結構速い。
9位
Princess Party~青春禁止令~/電気式華憐音楽集団
(2分14秒から。埋め込みだと再生開始地点が設定出来ない…)
令和も青春禁止令。
電気式華憐音楽集団がエロゲソングカバーアルバムを出した。「ふぃぎゅ@メイト」や「鳥の詩」も収録されているが、やはり最もメタル向きなのは爆速コール&レスポンスのこの曲だろう。
原曲では「◯◯」『禁止!』「××」『禁止!』の部分でボーカルが『禁止!』を歌っていたのだが、ライブで暴れやすいようにオーディエンスが『禁止!』を担当するようになっている。なんと有能なアレンジか…
8位
Super Sonic Samurai/VICTORIUS
スーパーソニックサムライ。レーザーカタナ。SSS。
説明不要の激ダサジャパニーズニンジャメタル。
この手の胡散臭いメタルは無限にあるが、個人的にはダサさに振り切っていて、爽やかなボーカルだと大好き。
2019年最もイカれ爽やかだったのが彼らだったためランクイン。
7位
REASON/SYUfrom GALNERYUS
日本最強GALNERYUSのSyuが作曲、ギターを弾くアルバムの曲。その中で、当ブログでもほぼ毎年ランクインしている日本最強ボーカルFukiが歌う。
いちFukiファンとしては、過去に類を見ないえげつねぇハイトーンが聴けるだけでも代金をペイ出来る。
年々不真面目な曲が増えていくここでは貴重な、正統派カッコいい曲。100万再生おめでとう。
6位
Desperate Death Dimension/喜多村英梨
DDD。
何か今年からレーベルを立ち上げて、ますます本格的に"シンフォニックメタルの女王"を目指し始めた喜多村英梨様。ハッピハッピガーで止まっている人は是非とも今のキタエリも見て頂きたく。このセリフ去年も言った…?
これよりちょっと前の曲は、ちゃんとメタルなんだけどもゴシック寄りというか、かなり"紫"っぽさがあった。今回は曲名からも想像出来る通り完全に"黒"。
再生数がやけに少ないのは、多分youtube musicで聴き放題だから動画の方でも聴く人が少ない&気づいてないって感じだろうか。
5位
Razorblade Meltdown/Dragonforce
いやっ、新曲が出る度にランクインしてるわけじゃないんす。今回は特別イイんす…!
アルバム制作コメント出した時に「俺たちは自分たちの得意な事がちゃんと分かっている」みたいな事言ってて、ふた開けてみたら大爆発。
正直どの曲か迷ったんだけど、PVで最高に笑ったのでこの曲に決定。懐かしの小小制作フラッシュアニメを楽しもう。
4位
碧のcatastorophe/FREEDOM CREATORS
あのSound Horizon伝説のボーカル兼語り「あらまり」が主催するサークルのミニアルバム。
1つの物語を軸にゲストが1曲ずつ提供する…という形なので、色々なタッチの曲が聴けて楽しい。
完全に思い出補正ガン積みのランクインで、俺が認識してる「サンホラ」ってつまりあらまりなんだなぁ…としみじみ思った。
少年少女を演じ分け歌唱するあの頃のあらまりと、昔から走り続ける同人ソングライターたちの懐かしくも新しい感じが合わさって、2019年に顕現し完全に死亡。
3位
FIRE BIRD/Roselia
ついに現れた最強バンドリオリジナル曲。最初に言っておくとバンドリの事何も分かりません。
大手コンテンツの冷暗色(そんな言葉はない)担当は大体狙いつけているんですが、今までのRoseliaさんはちょっとパンチが足りなくて、そんなんじゃ実力派というかもはや本職のRAISE A SUIRENさんに勝てませんよ!と思ってたんですが
勝ちました。
曲の背景がなぞ一切分からなくても3位を取ってしまうパワー。だってカッコいいんだもん。
2位
UNPLUG/2_wEi
時は2031年
バーチャル空間で行われる『ライブバトル』が世界を熱狂させている時代
『ライブバトル』では劇的に進化した『アンドロイド』がアイドルの中心となり、音楽の実権を握りつつある
淘汰される音楽
消えゆく人間の音楽
そんな未来を変えるため『ライブバトル』に挑む"音の杜学園"の8人の生徒ー
という実家のような安心感があるあらすじで始まり、デレステをパク…リスペクトした、アプリゲームを中心に展開する2.5次元アイドルコンテンツの、
主人公である"音の杜学園"サイドに対抗する『アンドロイド』の姉妹で、産みの親であるmotherを人間に殺されてしまい、人類に復讐を誓う姉妹のユニットがこの2_wEi。顔が怖い。
思わず「こういうのでいいんだよ…!」と言いたくなる王道の狂キャラである。
ちなみにアイドルは"音の杜学園"+"2_wEi"の計10人で、現状"音の杜学園"の8人が激しい曲以外を満遍なく担当し、2_wEiがハードロック、メタル、ラップ等の音楽を全部担当するという大変分かりやすい構成になっている。BUD VIRGIN LOGICではない
やけに歌も英語も上手い姉と、駆け出し感MAXの妹でキャラも立っている。
曲は全体的にペラめではあるが、曲を出し続けている事、期待していたもの感、今後方彼氏面(出遅れてるけど。)したいアイドル1位という事でランクイン。カッコいいぞ。
1位
NEO THEORY FANTASY/アンティーカ
ついにこの時来てしまった。1、2、3位が全て2.5次元アイドルで埋まる時が…
スピード&パワー&カワイイを超融合させた完全体であり、アイドルマスターシャイニーカラーズの1周年イベントに合わせた構成となっており全く隙がない文句なしの1位。
始めのショートバージョン(動画のもの。)では、いきなりクサすぎる前奏から始まり、歌詞の方は赤ずきんが悪いヤツに騙され、それでも負けないぞ…というようなパワーメタルにありきたりな落としてから上げそうな内容で、パワフル全開うおお曲という印象で締まる。
しかしフルバージョンでは、前奏の前にメンバー同士の会話が挿入されており、この曲はアンティーカが考えた劇である事が明らかになる。
そしてショートバージョンでは不明だった後半部分の歌詞は、一般的な赤ずきんの常識を破るまさにNEO THEORYな展開となっていて、この曲がアンティーカ1周年イベントのシナリオの暗喩である事が分かってくる。
ゆる~い空気のアイドルがガチのパワーメタルというギャップに加え、イベントシナリオをアンティーカ自身が表現し直した曲である、という事がフルバージョン公開で一気に判明するという何ともオタクに強い構造になっているのだ。
長々と書いてしまったが、あくまで曲単体で良いものだから1位なのだという事を改めて言っておきたい。この曲も去年の1位と同じく、2019年車通勤中に最も聴いた曲なのだから間違いない。
以上です。何か気付いたら文が長くなってしまいました。
選定に迷いすぎると疲れるので、マジでハマった曲を挙げたら大体10曲くらいになる今の新曲発掘ペースは良いのかも。
とか言って来年突然ベスト20になったらたくさん聴いたんだな…って思ってください。
おわり