マルチゲーマーで行こう。

何文字でも書けるツイッターです

師弟杯は師匠の腕が出る大会

伝タクさん始め師弟杯関係者皆々様、短い間ですがありがとうございました。

元々何勢でもないし、飽き性で色々な事をやるのが好きなので、サムスピはやめる事も続ける事もなくだらだらと遊び続けると思います。色はカッコいいしね。

 


今回画面内ではやれる事をやったので、師弟杯エントリー当初の目的だった他人に何かを習いたかった、の話と、伝タクさんが如何に師匠として凄かったかについて書いていきます。

 

何故習いたかったか


何事においてもごちゃごちゃ言うのが好きだったので(今もごちゃごちゃ言ってますね。好きなんです)格ゲーにおいても他人から理論派的な評価を受ける事が何度かあったのですが、実は自分の頭で1から10まで考えて道を拓いていくような力は自分にはあまりないんじゃないかと気付いたのが今回の事の発端です。

自分で戦略を1から組み立てるよりも、人を真似してそれをアップデートする方が得意なのではないか、それを確認したかった次第です。

 

伝タクさんの指導その1

私は参加が決まったその日にサムスピを買いましたから、その3日後くらいだったかな…
まず何度か試合をしてから色について、リードを取って逃げる、反確、ダッシュ投げが強いと。
基本的に受けるキャラ故にキャラ対策が必要。リードを取って逃げるに関してかなり的確に教えてもらえたのは最後まで効きました。寒スピ。

 

伝タクさんの指導その2

とにかくキャラ対策が鋭い。私が取り敢えず相手が使ってくるキャラを全部持ってきて、1人ずつ対策を埋めていく形だったんですが、このキャラ対策が結果というか、やる事をやれた感に繋がったと思う。

伝タクさんが一通りキャラを動かせる上に、色視点での対策をスラスラと言ってもらえるのが非常に大きかった。

あとは局地的な話では、ムラサメさんのおかげで師弟杯に大量発生していたいろはの対策が積めたのは本当に大きかった。ああいった選択肢が多い逃げキャラは対策がものになるまで時間がかかるので、本当に助かった。ムラサメさんのおかげでいろは倒せました。

 

 

伝タクさんの指導その3

これサビです。これを言いに来ました。

戦法やキャラ対策を確認した後に伝タクさんとスパーリングをするわけですが、この内容が本当に凄い。

 

例えばいろはに対して、風斬りに秘奥義を撃ちましょう、追いが弱いのでリード取ってからの逃げを徹底しましょう、中斬りガードで中斬り入ります、こういうアドバイスを受けてスパーリングが始まるわけですが、伝タクさんはそこで開幕画面端から風斬り2連打とかしないんですね

こちらの飛びをきっちり落とせる事を見せるだとか、2段ジャンプで釣るだけ釣るとか、強い相手がやってくるであろう正しい立ち回りをとってくるわけです。

 

しかし、そうして取ったリードを守るためにいろはが下がる、色が追う。そういう事前に言われた対策がゲーム展開に対して光る場面でだけバクステ風斬りをここぞとばかりに撃ってくるんですね。私はそれに対して秘奥義ぶっぱなしてパチパチパチと。

熟練のボクシングトレーナーがやるミット打ちと同じです。ここに打てと言ってから打たせるのではなく、たった今自分で考えて放った一撃が理想通りに決まるという成功体験を得させるスパーリングなんですね。

 

これがいろはの風斬りだけではなくて、例えば「たまに色のしゃがみ強斬りを使え」というアドバイスを受けた時で、これは相手が立ち回りで上とダッシュを見ている時の歩き、もしくは相手が前に出たい時に置き気味で当てる、というかなり難しいシチュエーションなんですが、ゲージや体力の状況、もちろんそれ以前のお互いの挙動を総括して、的確にこちらの狙いすましたしゃがみ強斬りに当たってくれるんですね。そしてお褒めの言葉付きと。

 

伝タクさんはこの質の高いスパーリングを師弟杯で当たる全キャラ数個ずつのキャラ対策に対して全部やりました。

 

あとはシンプルで絶対的な正解がある大事な事(爆発を使うタイミング、反確、状況把握に必要な知識…)を優先して何度も刷り込んでくれる事ですね。爆発を早めに使えと相手が怒ってる時に投げをくらうなは5893回言われました。

 

ああこれが格闘ゲームに命賭けてきた人かぁと唸りました。

 

同時に、やはり自分は山にいる伝説の仙人よりチャンピオンの一番弟子あたりが戦闘民族として向いているなと確認出来た1ヵ月でした。

 

 

おわり。