「兄ちゃん…勉強したのに勝てなかったよ…」
「くそー。なんでだ!姉ちゃんのせいだ!」
「効果発動!!」
「(ずぶしゅ)」
「オーバーレイユニットがもったいないな。反響があったらしいから続編だ。」
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『ガジェット』
モンスター(19枚)
増殖するG×3枚
レッド・ガジェット×3枚
マシンナーズ・フォートレス
マシンナーズ・ギアフレーム
ブリキンギョ×3枚
トラゴエディア×2枚
グリーン・ガジェット×3枚
イエロー・ガジェット×3枚
魔法(10枚)
貪欲な壺
二重召喚(デュアルサモン)×3枚
大嵐
死者蘇生
ブラック・ホール
サイクロン×3枚
罠(14枚)
魔のデッキ破壊ウイルス
奈落の落とし穴×2枚
神の宣告
神の警告×2枚
次元幽閉×3枚
砂塵の大竜巻×2枚
血の代償
激流葬×2枚
サイドデッキ
エフェクト・ヴェーラー×2枚
マインドクラッシュ×2枚
強制脱出装置×2枚
強制転移×2枚
御前試合×3枚
砂塵の大竜巻
次元の裂け目×3枚
・超短評
一世を風靡したギアギガントによるアドゲー。手札消費1枚でギアギガントを送り続ける綺麗な動きが強み。
一気にライフを持って行くフォートレス、引けば終わる血の代償を持ち合せライフを奪う能力も高い。
最近はあまり結果が残せていないが、根強く使用者がいるデッキタイプである。
・注意点
ガジェットの構築は出た当初とは少し変わり、トラゴエディアや追加の伏せ割り、次元幽閉等を投入するのが一般的となっている模様。
強制転移(グラファ等を奪ったり、ヴェーラーのフォローとして使える)、リミッター解除、リビングデッド(更に速度が必要な相手、マインドクラッシュの対策になる)、魔デッキなどは人によって別れる部分だろう。
とにかくギアギガント。ガジェットさえ生き残ればほぼ無限に攻め手を生みだせる。過剰気味な罠の数からも、自分の場のモンスターを守る事の重要さが伺える。
一旦返す側に回ってしまうと、ガジェットで4エクシーズを投げて後続を止めてしまうか、ハイリスクだがフォートレスを投げる等の動きしか出来なくなってしまうので、ギアギガントを送りこめる態勢を揃えたらそのまま押し切る事がガジェット側の目標となる。
逆に言えばどれだけアドバンテージを失っても、ギアギガントより強くフォートレスで自爆するしかないようなモンスターを送りこめば優位はなくなる。そういうデッキである。
サイドは特に目覚ましいものは見られない。魔デッキが特に刺さるデッキはトラゴエディアやコーン号から飛んでくる可能性がある事を頭に入れておく。
逆にガジェット側はライオウ、ヴェーラー、マインドクラッシュ等警戒すべきサイドボードがあるので、そちらを考えるべき。
自分が使っているメタカードがどの程度相手に刺さっているか、いつそれを通すのか。例えばライオウは絶対にトラゴエディアに討ち取られてはならないし、ヴェーラーを撃ったのにみすみす次のターンにガジェットの召喚を許すようではいけない。
ジャイアントハンドを上手く使えるデッキだが、同様にガジェット側も影響を受ける。
うん。上手く使おう()
『魔導』
モンスター(19枚)
増殖するG×3枚
魔導書士 バテル×3枚
魔導教士 システィ×2枚
マドルチェ・マジョレーヌ×3枚
魔導法士 ジュノン×3枚
トラゴエディア×2枚
エフェクト・ヴェーラー×3枚
魔法(20枚)
アルマの魔導書
大嵐
グリモの魔導書×3枚
強欲で謙虚な壺×2枚
死者蘇生
セフェルの魔導書
ヒュグロの魔導書×3枚
ゲーテの魔導書×2枚
トーラの魔導書×2枚
ネクロの魔導書
ワンダー・ワンド×2枚
魔導書院ラメイソン
罠(2枚)
激流葬×2枚
サイドデッキ
D.D.クロウ×2枚
ヂェミナイ・デビル×2枚
魔導戦士 ブレイカー×2枚
サイクロン
強制脱出装置
つり天井×2枚
群雄割拠×3枚
ソウルドレイン×2枚
・超短評
まだまだ真新しいデッキタイプ。使用者は少ないが、他にはない動きをしてくるデッキで、地雷としては十分すぎるスペック。
魔法使い族と魔導書でアドバンテージを稼ぎ、手札誘発で凌ぎ、魔導書を3枚集めるかもしくはテンペルの効果でジュノンを送り出す。
ちなみに勝ち筋はほぼジュノンのみと言ってよい。
・注意点
まず魔導が分からない人は入っているカードのテキストを全て読むべし。
マジョレーヌは固定枠ではないが、相性が良いため投入する人も多い。テンペル、システィも両方積む人片方しか積まない人など不定。両方ともプレイに多大な影響を及ぼす程ではないので、頭に入れておく程度で良いだろう。
メインに関してはこの程度の差異しかないだろう。
マジョレーヌ+ヒュグロの2400で一方的に倒されるモンスターには気を配っておく。
動きは分かりやすく、グリモやバテルのサーチ、ヒュグロやトーラを利用した戦闘、システィやテンペルの効果から始まる。伏せは各種制限罠、サイクロン、ゲーテ、あってトーラくらいだろう。
ジュノンが出始めてから止めきるのは困難なので、それより先にライフを0にする等勝ちに行く事が求められる。
テンペルの効果は見切り発車で使っては魔導書による援護もネクロによる再利用も望めない。ジュノン自身の効果も魔導書を3枚貯めなくてはならないため、ある程度準備が必要。時間はあるはず。
プレイングとしては、サイクロンは焦らず確実に。最低でもゲーテやラメイソンやワンドと交換する事。
見え見えのトーラを踏みに行かない事。ヒュグロで簡単にサーチをさせない事。ジュノンを出されてもまずは落ち着く。ジュノンが出る頃にはほぼトーラネクロのサポートも持たれている事を考えておく。
デッキを見れば分かる通り、結構ジュノンで2発殴られても死ななかったりする。
サイド戦は自分に効かない妨害札が抜け、有効なものが入ってくると考えれば良いだろう。ほとんどが一般的なカードのみである。
ヂェミナイデビルは、とにかくマインドクラッシュ等のハンデスが致命傷になるため。
サーチを多様し、その1枚1枚がどれも失われてはいけないパーツなので、マインドクラッシュが刺さると負けに直結するのである。
こちらが入れるカードとしては、上述のマインドクラッシュ、ヒュグロから守る事前提でライオウくらいだろうか。
次元系の威力は微妙。ヴェーラーはバテル専用。Gはジュノンが出るまで何もしないので不必要。魔デッキもわざわざ撃つには微妙な威力である。
自分のデッキの回りを悪くするくらいなら、相手が積んでくる永続や罠の対策くらいにしておいて無理矢理倒しにいくようなサイドチェンジで良いだろう。
豆知識
聖槍はヒュグロにチェーンで撃て。ゲーテはエアーマンと同じで後から選べる。
追記
最近の魔導はオピオンで詰むのを避けるためにトラゴG型をやめ、警告やシスティヒュグロ等の対策を積み増した形も出てきた模様。
「わーい良く分かったね兄ちゃん」
「そ、そうだな。ほ、本来の弟っぽいしな。」
「3つずつのペースの予定らしいが年末なので取り敢えず2つだ。次回に期待してくれ。」
反響次第です。