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ひふみのスタンダードアナライズ!(1)

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「兄ちゃん、大会に出たいよー」

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「俺も最近のデッキはよく分からないからなあ。仕方ない、気が進まないけど姉ちゃんに聞くか…」

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「…」

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「そういうレベルの話だからよろしくな。デッキレシピは勝手に拾ってきたものだ。ちなみにスタンダードアナライズというネーミングも拾い物だ。」

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『ゼンマイ』

モンスター(20枚)

魔界発現世行きデスガイド×2枚

ゼンマイラビット×3枚

ゼンマイマジシャン×3枚

ゼンマイネズミ×3枚

ゼンマイシャーク×3枚

ゼンマイウォリアー

クリッター

カードカー・D×3枚

エフェクト・ヴェーラー

魔法(10枚)

大嵐

死者蘇生

強欲で謙虚な壺×2枚

ゼンマイマニュファクチャ×3枚

サイクロン×3枚

罠(11枚)

奈落の落とし穴×2枚

神の宣告

神の警告×2枚

激流葬×2枚

強制脱出装置

リビングデッドの呼び声×2枚

サンダー・ブレイク

サイドデッキ

エフェクト・ヴェーラー×2枚

スノーマンイーター×3枚

マインドクラッシュ×2枚

マクロコスモス×2枚

砂塵の大竜巻×2枚

次元の裂け目

増殖するG×3枚

・超短評

先攻ならショック、後攻なら死亡確定の魔法の言葉、マジシャンシャークが通るか通らないかの勝負。

印象とは裏腹に、クソ運ゲーデッキではない。

ほとんどの場合、カードカーD、謙虚、マニュファクチャラビット、罠などの序盤を耐えるカードから入ってくる。

それらで稼いだアドバンテージでマジシャンシャークを通す。結局それ…

・注意点

メインの構成はほぼ変わらず、リビングデッド、魔デッキメタの七つ道具、環境を無視して自分が回す事に専念する成金ゴブリン、同系メタの手札誘発等が変化する枠。

サイドの次元はほぼ確定枠。Gやヴェーラーを無効にする役割も兼ねているので、次元が刺さるデッキは注意。

ライオウはめちゃくちゃ刺さるのでスノーマン。各種永続が辛いので伏せ割り。分かりやすい構成。

エフェクトヴェーラーは基本的にマジシャンの効果が撃ち所。もしくはゼンマイティ、単発のネズミ等はあり得るか。

サーチ等手札が見える事が多いが、マインドクラッシュは効かないに等しいので抜く。

同じく脱出、奈落は効きにくいので余裕があれば抜きたい。

ジャイアントハンドでほぼ動けなくなるので、大事に立てていく。こいつの登場で勢いが落ちるかどうか。

返し手はマエストローク、ヴォルカザウルス、ゼンマインなどのエクシーズのみ。

それらに耐性があるなら余裕を持って構えられるかも知れない。まあ、ないか。

『水精鱗(マーメイル)』

モンスター(29枚)

氷霊神ムーラングレイス

増殖するG×3枚

水精鱗-メガロアビス×2枚

水精鱗-アビスリンデ×2枚

水精鱗-アビスパイク×2枚

深海のディーヴァ×3枚

海皇の竜騎隊×3枚

海皇の突撃兵

海皇の狙撃兵×3枚

海皇の重装兵×2枚

トラゴエディア×2枚

ジェネクス・コントローラー×2枚

ジェネクスウンディーネ×3枚

魔法(7枚)

貪欲な壺

大嵐

死者蘇生

闇の誘惑

ブラック・ホール

サルベージ×2枚

罠(6枚)

血の代償

激流葬×2枚

アビスフィアー×3枚

サイドデッキ

サイクロン×3枚

つり天井

暗闇を吸い込むマジック・ミラー×3枚

御前試合×3枚

次元幽閉×2枚

転生の予言

透破抜き×2枚

・超短評

とにかく攻撃の方法が多彩で、メインデッキから一貫した対策をとりにくい非常にバランスのとれたデッキ。流石は環境トップの一角。

1ターンで勝負を決める事もあるが、動きそのものは緩慢である事も多い。もちろんその間にアドバンテージは稼がれているはずだが。

・注意点

メイン戦はパワーのぶつかり合いでしかない。ウンディーネか、フィアーか、リンデか、狙撃で牽制か、いきなりメガロで来るかも知れない。

構築はある程度固まっていて、トラゴエディアの有無、細かい部分の枚数(凡人の施し、罠、手札誘発、サルベージ等)くらいしか変わる点はないだろう。血の代償+ウンディーネでゲームが終わる事も周知の事実。伏せが置かれたら激流かフィアーか代償と思っても支障はないだろう。

ちなみにこのデッキ、ほとんどが40枚を超えているため、開始時に相手のデッキ枚数を軽くチェックしておく事は必須である。マーメイルと決め付ける事は出来ないが、分からないよりはマシ、いや出来る事は全てやっておくべきであろう。

メインのパワーが高いため、サイドも相手に合わせる物が多い。妨害は刺さりにくいカードを全て有効牌に変えるだけのシンプルなもの。

ここに載っていないもので頭に入れておくのは強制転移、魔デッキ、魂を削る死霊などであろうか。あまり意識されていないカードであり裏目を踏ませるカードとして入れている人がたまにいる。

対策だが、明確に1枚で止まると言えるカードがほぼ存在しない。難しくメタろうと考えずにより効くカードを入れ、自分のデッキのパワーが落ちないようにサイドチェンジをするのが無難。

その中で取り敢えずおすすめ出来るのはソウルドレインが入れやすく腐りにくい所だろうか。ライオウ、次元(後述)、トラゴエディア、マインドクラッシュ、透破抜き等も場面は選ぶが効く。

激流、奈落等の一般的な罠は一時凌ぎになる事が多い。

重要な事として、先日のジャンプフェスタで登場した獣神ヴァルカンとアーマーカッパーの存在である。

前者により、ディーヴァ+リンデ(主にフィアーか)等のパターンで、ドゥローレンを戻していただけの所が相手をバウンス出来、かつ召喚反応系の罠を踏んでもバウンスが可能になった。

後者は裂け目に対する回答がサイクロンや大嵐だけだった所が、ディーヴァからの重装兵で割られるようになってしまった。裂け目がある手前ヴェーラーも撃てないので、かなりの強化と言える。

取り敢えず一例を挙げたが、他にも強い場面はあるので注意していきたい。

『ヴェルズ』

モンスター(21枚)

ダーク・アームド・ドラゴン

レスキューラビット×2枚

ヴェルズ・ヘリオロープ×3枚

ヴェルズ・マンドラゴ×3枚

ヴェルズ・カストル×3枚

ヴェルズ・サンダーバード×3枚

ヴェルズ・ケルキオン×3枚

エフェクト・ヴェーラー×3枚

魔法(10枚)

サイクロン×3枚

侵略の汎発感染×2枚

死者蘇生

大嵐

月の書

増援

強欲で謙虚な壺

罠(10枚)

激流葬×2枚

奈落の落とし穴×2枚

神の警告×2枚

強制脱出装置×2枚

侵略の侵喰感染

神の宣告

サイドデッキ

増殖するG×3枚

次元の裂け目×3枚

禁じられた聖槍×3枚

冥府の使者ゴーズ

強制脱出装置

邪神の大災害

魔のデッキ破壊ウイルス

侵略の侵蝕崩壊

ソウルドレイン

・超短評

最近流行り出した。

とにもかくにもヴェルズオピオン。連打される4エクシーズでの高速ビート。

兎時代のバニラビートやオピオンガバ伏せのイメージは捨てた方が良いかも知れない。

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「オピオン○ね!!!」

・注意点

良くも悪くもオピオンエクシーズビートもしくはサンダーバードビートしか出来ないので、それに狙いを絞る。

バハムート、カストルの2回召喚、ケルキオンの追撃、各種バウンス等の除去などをよく考えライフ管理を行う事。とにかくハンドよりライフ。

メインの構築も固まっている様子、違うとしたら開闢、ダムドの有無、聖槍聖衣マンドラゴの枚数くらいだろうか。

サイドデッキは次元系が積める事、ゼンマイの展開への耐性が低いので増殖するGを始めとする対策を取っている事、侵喰崩壊、魔デッキが無理なく搭載出来る事などは意識しておくべきだろう。

ヴェルズが流行りすぎた結果として人気の対策カードは、暗闇ミラー(一応他の闇属性にも流用出来る)、群雄割拠(展開全て不可。バニラビートに)、聖なるあかり(嘘くせーwww)、スノーマンなどがある。

基本的に罠ビートデッキなのにトラゴ幽閉等が効かないのが非常にインチキくさい。

サイクロンはきっとオピオンを返す時に使ってしまうだろう。だがもし余裕があれば侵食感染にチェーンで撃ってみて欲しい。相手はしぬ。テンション上がりすぎて表にしただけですとか言われないようにな。

マンドラゴ、カストルは召喚権を使わずに攻め立てて来るので、その辺も是非考えておこう。相手のターンになって召喚されてから気付くようでは勝利は遠い。

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「わーい。よく分かったね兄ちゃん」

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「これで大会に出れるかもな!かも!」

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「…まだまだデッキはある」

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「あとは魔導、ガジェット、ギアギア系、暗黒界、炎星、セイクリッド、インフェルニティなんかもこのクオリティでいいなら書けるらしいぞ。反響次第だな。」

反響次第です。

こんな感じで色んなデッキ紹介して、遊戯王やってなくて環境ちんぷんかんな人の助けになれば幸いです。