マルチゲーマーで行こう。

何文字でも書けるツイッターです

バーフバリ王の凱旋 感想

最近、初期衝動が凄く大事なものなんだけどすぐ忘れてなくなってしまうものという事に気付いたので、初期衝動があるうちに何でも保存しておこうと思った

大事ならFC2ブログに書くなよという説はある。ツイッターも大事だったけど凍結されたしね!!!Twilogがなくなったら完全消滅!!!

あと短く書きたい。

100人中99人に感想が伝わって一口で食べられる唐揚げのようなブログを目指していきたい。

-----以下感想 ネタバレなし-----

このブログを読んでる人にそんな人はいないと思うが、クソリプを送ってしまうタイプの人にはかなり厳しい。

かくいう自分もクソリプを送る人間から送らなくなった人間なので、そういう細かいところへの気になり度が高すぎる人にはきつい可能性がある。

100人にウケる映画はない。

見終わって、2時間半もあるのにずっと食い入って見てたなーと本当に驚いた。常に面白く見ていられる。

超絶ベタでほぼ予想の範疇の出来事しか起こらないのに、だ。

これだけで面白い映画認定するには十分すぎる。

インド映画である。

これは後々調べて、バーフバリはインド映画の中でも異質な事が分かったから、これで"インド映画"を知った気になるのは少し違うかも知れないけど、やっぱり日本やアメリカの映画とは違う事は感じた。

-----以下ネタバレあり-----

まず100点を付けられなかった理由から

・"絶対悪"ものだった

要は最近みた作品で言えばプリキュアだった。

これは次の感想にも繋がるのだが、正義が絶対悪を打ち倒す話は、話自体にペラさを感じてしまうので100点にはならない。

ただバーフバリの面白さはこの分かりやすさにあるので、話を変えろとは微塵も思わない。

誰に共感するとか俯瞰するとか色々な映画への入り込み方があると思うが、バーフバリ一族は凄すぎるのでバーフバリを応援する何か、というポジションに収まってしまった。応援上映がある事からもそれが伺える。

バーフバリは絶対に負けないだろうし、絶対にカッコいい事を言ってくれるし、次も驚くような超展開で窮地を脱してくれるという信頼が映画から伝わってくる。もういいよというくらい投げ付けられる。

ので、100点ではないがバーフバリはこれをやり切ったんや。ある意味100点。

・好きなキャラがいなかった

結構どれかの人物を応援したり注目して見てしまうタイプなんだけど、バーフバリにはあまりそういうキャラがいなかった。強いて言えばカッタッパだけどやっぱり強いて言えばという感じ…

これはあんまり長々と書くことでもないか

・バーフバリ1を見ていなかった

前半、中盤が父親の話で、そこはめちゃくちゃおもしろかったんだけど、ラストは当然それに対して息子が仇を討つわけで、息子の物語を見ていない事がラストの締めをペラくしてしまった。

これはもう2から見た以上仕方のない事で、一緒に見に行った人たちも、それ覚悟で面白い2から見ていいと思うし、最後がペラいと思える程楽しめたのなら、今から1を見てもう一回2を見れば?という話になった。

良いところ

・全部

好きなシーンで言うと(本当に名前が出てこないな。初インド恐るべし)デーヴァセーナが大ピンチの時に矢を3本ずつ射る父バーフバリ登場からの戦闘シーン。

あと音。

思ったこと

・王政って馴染みがない

民主主義って欠陥が多いなぁ(欠陥がない統治の方法があれば誰も苦労してないのだが)と思う日々に突然現れた最強の王様である。ちなみに十二国記を読んだ時も同じような事を思った気がする

何歳か忘れたけど従者という生き方が全く理解出来なくて困った事があって、従者なんて置いたらみんな寝首をかきにくるのでは?と思った事もあった

ルートは色々あれどこの人を、この組織を守るためなら何をやってもよい、自分の命も差し出せるという感覚を理解出来るようになってから見たバーフバリは心に沁みたような気がした

・生き方、主従ってなんぞや

カッタッパがバーフバリの次くらいに重要人物である事は言うまでもないと思う。知らんけど。

バーフバリ1とか、5分で分かるバーフバリの中で、カッタッパがバーフバリを殺す事が分かってるから何となく意識をそっちに修正しながら見れたけど、それを全く知らずに2を見たらどうなるだろうか。俺は多分相当混乱してたと思う。

何というか自分のものさしでカッタッパを見ると、バーフバリと旅をしたり成長していく中で次第にそのカリスマ性や実力に心を打たれ、言わばバーフバリに寝返るのかと思ったけど、奴隷として育ち、王族の大意(バーフバリも王族の大意の一部と言える。んでその中で1番大きいものがきっと聖母シヴァガミの命)に沿う事を自らの生きがいとしてきたから、葛藤しながらも殺したんだと思った

これが例えば、王政とかがある国の人たちだと結構すんなり理解出来るのかなって事と、あとその生き方を完全に理解している人がカッタッパを見た時に理解出来るのかな?と思った

これまた自分のものさしでカッタッパになってみると、所謂生きる理由が王族で、王族に生かされてると考えてるだろうなと思うし、きっと自分の命ってものは王族のするなにがしよりも軽いんだろうなと勝手に思う。

そんでもしかすると、バーフバリを殺すか王族の大意に従うかという究極の選択を迫られた時、どちらに従うかという感覚ではなく、最後の一押しは父バーフバリを殺したら父バーフバリが死ぬだけ(バーフバリの意志は死なない。自分が遺す事が出来る。というか遺している)だが、殺さなかったら自分の生き方、王族の大意というベスト2が両方が死んでしまうので父バーフバリを殺した。

という理由付けをしたんですけど、理由を組み立てただけで1mmも分かりません。何せ従者の気持ちが分からないので。

そして!

一部で話題の未翻訳バーフバリ小説版にカッタッパの家族の話が書いてあるらしいのでこの話は終わりです。もしかしてアンサーが書いてあるのかも。

でも皆さんもカッタッパに対してどう思ったか書いてもらえると楽しいかと思います。

・最後に

カッタッパの名前を間違えてたお前ら

haraiti.jpg

おわり