そろそろ自分の中でもこの話題をまとめたかったー
格闘ゲームを練習するとは?←この記事を読んで書こうと思ったので、何となくレスポンスも含んだ感じで書きます。面白かったし凄く納得出来る話だったので。
上の記事の結論は、「初心者が格闘ゲームで遊ぶには練習出来る環境が必須でありながら、格闘ゲーム業界は初心者を排斥する事しか考えていない。練習出来る好環境を手に入れたユーザー(少数)は別にして、今から格闘ゲームを始めようとする環境のない初心者が強くなるには相当の努力と金銭を要求される。業界が変わろうともしていないのに、そんな格闘ゲームに魅力はあるのか。」です。
後に格闘ゲームは面白い、と書かれています。私もそう思います。
付いたコメントは…コアユーザーの偏りすぎっていう意見とか挫折した初心者の同意などが並んでいます。
コメント返しでも面白い話がされているので是非読んでもらいたいです…
コミュニティだ、本人のやる気次第だ、楽しんだ者勝ちだ。
それも大事です。当然でもあります。しかし今回はそれとは違う方向で今まで思ってた事を書きたいと思います…
・自分は何者か
何となく言っておかないと何の説得力もないかと思って書きました。興味無い人は下の点線までどうぞ。
格ゲーマー。家庭用は一切持っておらず、中学生の頃から格闘ゲームに相当な額を使った。
中学生の頃、レバーも持った事ない状態で鉄拳にハマり、ネットを見ながらCPUとやっては乱入されて負けてました。
格ゲー友達はいません。
高校生の頃、鉄拳で少しずつ勝てるようになります。アホみたいな連コインの結晶。
同級生4人とギルティギアを始める。色々な友達を誘い、すぐにやめていったり、続けてくれたけどレベルが違いすぎて遊ぶグループが何となく2つに分裂してしまったり、誘ってくれた1番強かった奴を抜かしたり、血も涙もない初心者狩りをしたり…と嬉しい事や悲しい事が起こる。
ここまでプレイした格闘ゲームは鉄拳、ギルティ、Fate/UC、メルブラ、北斗、ブレイブルー
大学生、高校の友達とはバラバラになり、また1人でギルティやブレイブルーを近場のゲーセンで遊ぶ。1年の頃はまだまだ初心者狩りしてました。
2年になり、ブレイブルーの友達が出来る。最初はみんな初心者だったが、各々凄い努力して今じゃ追いつかれるか抜かされてるかくらいの実力に。
大会などにもよく出るようになり、格ゲーが如何にくそったれな環境か、初心者狩りを繰り返していた自分は如何に愚かだったか気付く。
現在はほぼブレイブルーをプレイ中。トップの人達が何をしてるのか分かるレベルにはなった。
他にガンスト、フルブなどのアーケードゲームもプレイ中。
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・格ゲー界のクソな現状
ゲームセンターには練習出来る1人用台はほとんどない。理由は回転も悪くなるし常連さんには必要なくて儲からないから。
家庭用はアーケードで稼働してからすぐには出ない。これも同様の理由で、すぐに出すとネット対戦のある今誰もゲーセンに来なくなるから。
これが業界自体が初心者を排斥していると言われる原因。
また、スポーツのように努力をした強者が始めて間もない弱者を喰らう実力主義。にも関わらず相手への配慮も感謝もなく自分の為に勝利を求めるだけ。
文に起こすと凄い世界だねこれw
・相手も人間。初心者に優しく出来ないのか。
対戦相手がいる都会という前提で書きます。
自分も初心者狩りをしていました。やっぱり対戦ゲームをやっている以上、人より強いという気分に浸りたい。逃れる事は出来ません。若ければ尚更です。
ただ、昨今のアーケード最大勢力であるブレイブルーにおいては少し改善されているように思えます。
企業の努力(?)かはわかりませんが、ネシカ(ICカード)を所持している人がほとんどで、プレイしている所を見ればおおよその強さは分かります。ネットのおかげか、カードのおかげか、明らかな初心者には乱入しないというような風潮が都会のゲーセンではかしこで見られます。
ない、とは言えませんが初心者狩りは激減しています。ブレイブルーにおいては。
鉄拳でもその制度はあったのですが、カードを持たない人も多くそれが初心者狩りを止める術にはなっていませんでした。
・じゃあ1台しかないし対戦相手も数人しかいないゲーセンでは?
乱入されて負けるか、1人でCPU戦しか出来ません。CPU戦で出来る事をやっても強い人に勝てるようになるまではこれまた相当な努力とお金が必要です。
そうなるともうやめていいと思いますし、強い人もそれを引き留める必要はないと思います。
正直、こんなに継続的にお金の掛かるゲームは他にほぼないです。そんな環境でも強くなりたいという物好きが続ければいいと私は思います。
なので、1回ゲーセンに行って、格ゲーの現状を聞いて、お金と努力が必要だと分かり、そこでやる気がなくなった人は何も言わずにそのまま去って下さい。私は無言で見送るだけです。悲しいですが今の私の考えはこれです。今って言っても多分しばらく変わらないでしょうけども…
・今の環境
昔に比べれば初心者が参入しやすくなったのは事実です。
上記のネシカの効果や、プレイヤーのネットを利用した環境作りのおかげです。まだまだ格ゲーの悪い印象が拭える程のものではありませんが、プレイヤーの意識は少しずつ改善されています…
これも取り敢えずはブレイブルーの話ですが。
・そもそも
「コミュニティだ、本人のやる気次第だ、そういう話じゃない。」
あの記事の筆者は格闘ゲーム業界の如何ともし難いクソシステムを批判しているんだと思います。
この手の話は掲示板でもどこでも、ほとんどが上に書いたような環境とやる気の話で終わってしまっています。
・言いたかった事
自分が誘った友達に楽しんでもらえない、自分の遊んでいる場所がなくなる事は凄く悲しい事です。
このままだと、他のゲームと比べてお金もかかるしサポートもないしゲームなのに楽しくない努力を積み重ねなきゃならない格ゲーは消滅してしまいます。対戦ゲームは相手がいないと出来ません。初心者狩りなんてのは来年植える種籾を食ってるようなもんです。まあ、この記事が初心者狩りをしている人に届くとは思えませんが…
正直、ゲーム会社に何とかしてもらうっていうのは無理です。望めません。このクソシステムは待っても変わりません。動いても変わりませんが…
プロゲーマーや、講習会などのイベントの主催者の方々はプレイヤーとして頑張っています。引き続き頑張ってもらいたいです。結局今のところ、プレイヤー間の解決でしか有り得ない問題だから。
そして、自分たち、強い人は周りにいる弱い人を精一杯救って下さい。人に物を教えるのは難しいですし、現に問題も起きます。やる気を無くさせてしまうかも知れません。でも行動しなければ悲しくなるのは未来の自分です。
負けるのは悔しいですが、たまには対戦相手がいる事に感謝をしたいものです。
弱い人たちは、何とか頑張って教えてもらえる人、対戦出来るライバルと言える相手を見つけて下さい。ゲームなので辛くても頑張る必要はないですが、初心者を狩りたい人もいれば、仲間にしたい人もいます。必ず全国のどこかにいます。
勝って満足感を得たい、上手くなりたい楽しみたい。その思いは絶対にあるんだから、その気持ちを仲間を増やす事に回す事が出来ればwin-winなんだそれが!
おわり