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ネギと枝豆に学ぶマジック・ザ・ギャザリング

最近考えた事

ちょっと前は1つの事を突き詰め続ける事で得られるものに興味があって、自分はそれが出来ないからある意味憧れてたんだけど

最近、色んな事をやると、それぞれの相互作用でコツやら気付きやらが得られる事って思ったより多いんだなぁというのを実感する事が多くて

答え(やり方)は1つではないという凄く現実的なおもろくない結論が出てきてつらいなぁという今日この頃です

ゲーマーなので、ゲーム間で相互に作用する事を書いてましたが、他の思わぬ事柄→ゲームに影響が及ぶ体験が面白かったので、記録に残しておきます

・ネギと枝豆に学ぶマジック・ザ・ギャザリング

家の庭にネギ(青ネギ。細いやつ)と枝豆が生えてるんす。主に父親が世話してるので生えてるって表現なんですけど。たまに様子を見たり採ったりするんですが

ネギって相当ほっといても勝手に生えてくるし季節がかなり適当でも育つんですよね。晩ごはんの前にハサミで庭のネギを1本切って納豆に入れるくらい適当です

枝豆って一般的な農作物と一緒で、ちゃんと畝とかを作って間引きとかして肥料もやらないと育たなくて、収穫は一時期にドバっと採る感じになります。ちなみに枝豆の1年目は失敗してました。収穫の時だけ庭に来てあまりの小ささに爆笑してた覚えがあります

そんなネギを採ってるある日、横で枯れてる1株の枝豆を見て気付いた

ネギは青白コントロールで枝豆はグリクシスコントロールなんだって。

青白コンって結構4枚4枚4枚みたいリストが多くて、グリコンって1枚2枚3枚みたいな枚数がまちまちのリストが多いんです。つまりグリコンの方が選択肢が多くて構築もプレイも難しいです

構築がシンプルで勝ち筋が分かりやすい青白コンより、逆張りオタクを楽しみたい自分にとって、グリコンは華があるし、八十岡翔太が使ってるし、構築も考えがいがあるデッキで良い事づくめに見えるんです。つまり枝豆です

ただ、自分は気付いたら毎日のようにネギを採っていたわけです。ネギより美味いしうまぶれるはずの枝豆の世話をしようとは思わなかった

そして無意識にネギを採り続けて、雨が続いて切ったネギはしゃんとしてないとか、ネギは虫に強いけど枝豆はそうではなさそうとか色々な事が分かってきて、枝豆はあまり見てないけど、枝豆の事が徐々に分かるようになってきた

庭に枝豆しか生えていなかったら枝豆の事は1mmも分からなかったけれど、ネギが生えているから枝豆の事が分かるようになったという事実に衝撃を受けた。ネギより枝豆に興味があったはずなのに、だ

そして。ネギはシンプルで分かりやすい青白コンなだけではない。枯れるまで1つの株から何度も収穫出来るのだ

対して準備を重ねて1度の本番に臨むのが枝豆だ

確かにネギは脇役で、枝豆に比べて収穫の喜びもかなり薄いが、何度も収穫出来る事自体がネギからのメッセージだったのだ

まず庭に出なければ、収穫され食卓に並ぶ前の枝豆の事が分かるはずがない。

最終的に枝豆を食べたいからまず土の勉強をしよう、という事ではなくて、まずネギを植えて、毎日納豆に入れる。これが自分にとっての青白コントロールだったのだ

ここで全てが繋がり、自分はカードをやる時使いたいカードから入るのではなくて、最強デッキの中で好きなアーキタイプをコピーして始めるようになった

ネギに心はないし、父親は庭の空いたスペースにネギを適当に植えただけだし、枝豆はビールと一緒に食べたいから植えただけだ

だが、俺は今日もネギを採り、週末は青白系コントロールを持って晴れる屋に出かけるだろう

ネギが生えれば、グリコンが減る。

人間は、神にはなれない―