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パシフィック・リム アップライジング 感想

96点も付けてしまったので、感想を残しておきます。

うだうだと語る必要のないうおお系なので、感想短くなるといいなぁ

今回は一応見た人向けの感想になります。続編ですし。

書き終わったらそこまでネタバレしてませんでした。してますが。

パシフィック・リムが紀元前の100点だった理由

うおおおオタク!!!だからです。イェーガーがカッコいいからとか、日本カルチャーへのリスペクトが凄いからとか、森マコガチ恋オタクだからとかは要素に過ぎないわけです。

作品全体がそういった限界オタク要素、展開を最後まで高い純度で投げ続けてやり切るから100点だったのです。

そういった意味で、アップライジングはハードルの高い続編の中でやり切ってくれたと感じさせる、基礎点100点の作品でした。

・ストーリー

前作はKAIJUの謎やイェーガー初登場のインパクト、あと森マコ(個人の感想です。)で引っ張っていて、続編である今回はそれらを贅沢に調理して振る舞われました。

前作の時点でどこまで構想されていたかは謎なんですが、これだけの事を詰め込めるのはやはり、パシフィック・リムという調味料があっての事だと思いました。

そういうもんだ!と進んで行けるパワー、それを惜しみなく使ってここには書ききれない程の要素が投げつけられたわけです。

ぼくは怪獣の血の話が1番好きです。いやどれも1番好きですが…

・何が刺さったか

感想なので自分に刺さった場所も記録しておきます。

やはりアナハイムが映ったところ。正直前作は怪獣作品のオマージュが多く、分からないところも多かったんですが、今回は"ガンダム"をめちゃくちゃ感じさせてくれたので、アナハイムが映った瞬間ほぼイキかけました

あとさっきも言ったけど富士山。富士山最高。聖地巡礼で富士山に登ろう。

あと…あと全部!

・森マコの死

非常に…非常に悲しかったです…

パシフィック・リムの世界では森マコがぽっくり死んでもおかしくはないというか、あ死んだな。という受け入れ方も出来るには出来るんですが、森マコガチ恋オタクだったので、司令官と並んで遺影になるならもっと壮絶に死んで欲しかった。(個人の感想です。)

-2点

・制作か観客か

さて、今回の感想のメインのつもりでキーボードを叩いているエリアです。

パシリムに限らず前から思っている事でもあるんですが、ある程度知識が増えたら映画を見る時、制作の心が芽生えてくると思うんです。

例えば磯野がカミナリさん家の窓を割ってバカモ…いやいや、ここでねカミナリさんが黙って磯野が家に来るまで待つわけですよ。いやいや、磯野が懲りるように更に工夫を凝らしてジェイソンみたいなカミナリさんが出てくるのが…

と考えるのが制作の心です。

今のは演出とか脚本に関する制作の心ですが、その他の要素に関しても同じだと思います。

要するに、既に撮り終わった映画に対してこうすれば良かったな、自分ならこうするな…という見方。

このような視点を持つと、自分の考えと一致しなかった点に対する疑問がより大きくなりますが、作り手のメッセージを受け取れたと感じられた時の楽しみや、感想を語り合う楽しみが増えます。

映画オタクは少なからず制作の心を持って見るのが良いなと自分は思います。自分は苦手ですが

対して観客の心は、撮り終わった映画に対して何を思うか、スクリーンの外ではなく、スクリーンの内から映画を見ているような感覚かと思います。

例えば、また磯野がカミナリさん家の窓を割ったけど、もう分かってた事だし、流石に飽きてきた。これは観客の心です。

制作の心と観客の心は0と1の関係ではなくどちらも混ざり合っていてどちらか1つには分類出来ませんが、パシフィック・リム アップライジングは、観客の心で見ると楽しめる作品のはずです。

と、自分は思いました。

・まとめ

吹き替え版まだ見てませんが、字幕で見たし自分にはボーナスステージみたいなもんなので、感想は書いちゃっていいかなと

期待が外れた皆さんの話を見ると、パシリムに期待するもんが間違ってないか?おうちで逆シャアかショーシャンクでも見てろ。って感じです。(筆者は逆シャアもショーシャンクも好きです)

いきなり物申しましたが、焼肉寿司唐揚げラーメン定食を出す店に行って、ステーキピザカレーケーキ定食が出できた時にどのくらい不満なのか?という差が評価の差なんではないかなと勝手に思っています。

確かに焼肉寿司唐揚げラーメン定食を想像してステーキピザカレーケーキ定食が出て来てモヤらない人もモヤらない人か。

うーん

96点。うまい。

焼肉寿司だけでももう1回食べたかったな…という思いが無いわけでもないので-4点。