クサいんだか頭おかしいんだか分からないタイトルだけど至って真面目
小さい頃から夢をよく見る(起きても覚えている)方で、いわゆる明晰夢をたまに見る人
今朝見た夢に衝撃を受けたので書き起こしてみる
夢日記ってやーつ
夢日記をつけると現実と混同して頭がおかしくなってくる…という話もあるらしい。
が、自分は小さい頃から何度も夢を混同しかけて、どの記憶が夢の記憶なのかを繰り返し判別していたので今更おかしくなる事はないように思う
例えば10000円を拾った夢を見たとすると、本当に財布を開けないと拾ったかどうか分からなかった
今はすぐ分かる
嘘みたいな話だが多分明晰夢を見る人は同じような経験があるはず
前置きはこの辺にして実際見た今朝見た夢の話に移ろうと思う
夢というのは支離滅裂でぼんやりしていて、話的には繋がらない事がほとんどだが、場面毎には辻褄が合っている事がある
そんな部分的に辻褄が合っていたタイプの夢である
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某ゲーム関係の友達2人と何か…徒歩だったか自転車だったかは不明。で移動していて、最近夢に出てくる謎の川沿いを行き謎の目的地に向かっていた
目的地は川沿いに面した大きな交差点だった気がするのだが、気付くとそこには5~6階程の建物が立っていた(外観が前に見た団地のアパート)
周りを見ると、何グループか人が固まっていて、その中に今までに会った学校の友達が何人かいた。具体的に名前を思い出せる人は女の子が多かった気がする…
唐突に自分の名前を呼ばれる。次々に、何人かに。この時は男も数人いた気がする。ただやはり女の子の方が多い
ぞろぞろと建物に向かって行き、階段を上っていく
踊り場で折り返していたり、やけに狭いのでやはりマンションか何からしい
上る途中で2人の女の子と会話が始まっていた。何を話していたかは分からないが階段の途中から話し始めたらしい
1人は顔も何も分からないが多少知り合った仲の人間な気がする。もう1人は小学生の時の転校生だろうか。名前も出てこないので多分違う。そもそも実在した人物なのかも分からない(取り敢えずこのよく分からない人を彼女と記する)
唐突に彼女が世間話を始める
この間自分はただ笑ってその話を…聞いていたというか眺めていた気がする
自分好みの服を着ていた気がする。具体的には思い出せない
自分が会話しているのが分かる
彼女「あなたは何歳?」(細かい言い回しは分からない)
俺「24歳だよ」(同様)
彼女「そうなんだ」(自分の中で最高に可愛いと思われる仕草、具体的には分からない)
さっき隣にいた知り合いの女「何歳だと思う?」(彼女を指して)
俺「そりゃ24歳でしょ」(同級生だから)
彼女「27歳だよ」
俺「そうなんだ」
なんで?同級生なのに。と、そう思うのは一瞬で、この謎の彼女がかわいいという意識だけがあった
いつの間にか彼女はこちらに向き直っていた。誰なのかは分からないが、きっと世間ではかわいくないだろうけど、自分だけはかわいいと思っているどこかで見た顔…そんなような気がする
彼女「私、もう〜〜で」(要するに年増だから云々とかいうニュアンスだった)
俺「うん」
彼女「私と…」
手が握られている
そういえば女の子の手が暖かいのって体温が高いんだっけか
は?結婚?何言ってんだこいつは…
顔を見て
いや、嫌だなそれは
バスン
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きっと第三者が夢を覗いて自分の視点に立ったらこんな感じだっただろう
自分で実際に見た場合はどうかと言うと、夢を見終わったあとに、「この場面はあの時自分がこういう事を考えてた事の現れか」とかそういう感想が入ってくる
話が逸れた
夢の世界で嘘はつけない、という題だったが、結論から言うと途中まで謎の彼女が凄くかわいいと思っていたにも関わらず、顔がはっきりと分かった瞬間何となく嫌だなと思ったところである
夢の要素を大別すると自分の記憶(外側)と深層心理(内側)で出来ていると思う
謎の彼女との会話に至るまでの情景や友達の顔、それと27歳という数字や何となく見えた服装や言葉は「記憶」によるもので、かわいいと思ったとか嫌だなと思ったとか果てしなくぼんやりしたものは「深層心理」だと思う
まあ27歳というのは多分少し年上とかいう意味しか持たないだろうが…
自分好みの服を着ていた気がする
というのがあるが、最近人や人型のキャラクターがかわいい、カッコいいと思う時、顔とか生き様とか発言じゃなくて、ただの見てくれ、服がカッコいいだけなんじゃないかと思う時が度々あって、こういう時の自分が考える「かわいい」というのは服がかわいいだけなんだな、と理解し直す事がよくある
多分そういう考えを積み重ねて出来た、自分の感情のようでそうではない、後から作られた「記憶」の部分なんだと思う
恐らく年上に関してもそうだ。たまたまカッコいいと思う人が年上だったり(そりゃ子供より大人の方がカッコいい事を言うに決まってる)もしかしたら年上が好きなキャラを演じた弊害かも知れない
それに対して一番最後に彼女の顔が具体的に見えて(これは誰だったんだろう…その先の数行の感情は時間にすると一瞬だが)
嫌だなと思ったのは「深層心理」である
何も考えずに人を見て、何も考えずに感想を出した時、出てくるのは結局顔の良し悪しなのだ
男はそういう風に出来てるから、とか普段顔以外で判断しようとしてるから、とかそんな事を意識している事は関係なく、夢は深層心理を自分に突き付けて来るのである
大体明晰夢というのは大筋になる話の原点(女の子と話すという事)と最後の終わる寸前(変な所で終わる事も多々あるが)には深層心理が現れる
夢の世界で嘘はつけない。
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明晰夢を見たいという人は多い
大方、訓練すれば自分の思い通りの夢が見られる…
そういう思いからだろう
確かに、訓練で「記憶」の部分はいくらでも変える事が可能だろう。確かに最近考えた事、もしくは長期記憶として長く留まっているものが出て来やすい
内容がたまたま都合よく繋がるか、都合よい所で終わるかは運任せだと思うが
だが、「深層心理」の部分からは絶対に逃れられない
女の子の話なんてまだまだ軽いもんだと思う
死にたいほど辛い。夢の中だけでいいから理想通りの幸せな夢が見たい
記憶の部分を必死に書き換える
自分は幸せになるんだと思い続ける
自分でも分からない無意識の意識が幸せになろうとしていなかったら
夢の世界で嘘はつけない。