マルチゲーマーで行こう。

何文字でも書けるツイッターです

短文感想まとめ置き(けものフレンズ、夜は短し歩けよ乙女(映画)、マリア様がみてる)

けものフレンズ

90点

ゆわかしき大先生の「見ない理由が逆張りなら見た方がいい」に強く後押しされ見る事に。

彼は私と同じで押しがあまり強くないので、そこまでして推すなら何かがそこにはあるはずなのだ(大げさ)

あとはツイッターの様子を見ててもしかして見なくてはいけないのでは…という気持ちになった頃にはもう7か8話くらいだったので…

非常に話がよく出来た

オタク心をくすぐる要素が大量に入った

一旦落とさない気楽さ

を高次元でまとめたアニメである

好き勝手書くと「ストーリーが重厚になりそこに引き込まれる劇場版ガルパン」「つらくないRWBY3」と言える。

かなり強い事が分かるだろうか

これだけ褒めちぎっておいて90点の理由

このアニメは11話と12話のために作られている。そこまで何も話の本線が進まないのだ。

確かにわくわくさせてくれる要素が常にあったりはするのだが、最後まで何も起こらないのか…と気付いてしまうと若干退屈だ。

かわいい、楽しい、フレンズ達のやり取りと随所に散りばめられたオタク要素で優勝出来るタイプなら間違いなく100点を付けられるだろう。

ちなみに自分が気付いた中で1番ギョッとしたのは、港付近の海岸に来た時に薬莢が転がっていた事である

各々気付き方は色々あったと思うが(1発で全部気付ける人間がいるはずないので)私もこういった、多くを語らないが気づけば絶対伝わる描写に非常に弱い。

好きなフレンズはマーゲイで、あとはサーバルちゃんのちょっと怒った時の声がかなり好きです

―――――――――――――――――――――――

夜は短し歩けよ乙女

100点

(少しネタバレを含みます!!!内容は何も言いません!!!)

私はこの本を高校生の時に読んだ。

一生のうちに読んだ小説の中でもベスト3に入る1冊だ。

映像化するとどうなるのかな~くらいの気持ちで見に行ったのだが、甘かった。

100点の本をただ映像化したなら100点はつけない。というか簡単に高得点を付けないために、そういう感想が出たら92点くらいにしておこうと思っていた。

100点を付けた経緯

原作と映画版では少し話が変わっていて、俺が原作で最も好きな「同時に同じ本に手を伸ばしてあっ…」から始まる出会い(わざとやるんだが)のシーンがなくなっている。

読んだ方は分かると思うがこれがない事で2人のストーリーは大きく変わる。

そして、尺の関係で李白さん関連や学園祭関連の話が少し減っている。まあここは仕方ないだろう

クライマックスも少し変わる。

何が凄いかと言うと「少しファンタジーがかった大学生の恋愛物語」が、完全に「魔法にかかった一夜に起こった恋愛物語」に変わっているのだ。

100点。

本をそのまま映像化するのではなく、アニメ映画として映えるように脚本を変えて、原作限界過激派オタクの私がただただ感謝の意を捧げるレベルに完成させるというのはどれだけ凄い事だろうか。

もしかしたら原作を知らない人が見たら80-85点くらいしか取れないかも知れない。原作ファンにこそ見て欲しい映画だと俺は思う。

私が酒が飲めないのをよく悲しがっているのは完全にこの本のせいである。

偏屈王を見たい。(俺の学園祭はつまらなかったため)

黒髪の乙女はいない。(お約束)

――――――――――――――――――――

マリア様がみてる

ま、また~??てか、今~??

何で同じ登場人物が(まあ少しは増えたり減ったりするが)40巻以上もただの学園生活を続けているだけでこんなに面白いのか考えたんだ

あまりにも面白すぎて

毎回流れとしては1タイトルごとの綺麗な起承転結で、暦に沿った出来事が起こり、誰かに焦点があたり、挫折や落胆を味わい、大体はお姉様や友人の力を借りてそれを乗り越えると言ったものである

巻数でなくタイトルで分かれている事から分かるように、順番に読まなくても全て分かるように書かれている。

内容だが女の子がいっぱい出てくるとは言え、本質はただの学園とそれにまつわる(お嬢様が通う学園なので家もそれなりに出てくる)の人間模様を描いたドラマみたいなもの

女の子だからと言って一切妥協しないところがとにかく面白い。現実的には残念ながら女の子だから、という理由で諦めなければならない事や上手くいかない事があるだろう。あるんだ。百合の源流の1つはそこにあると言っても過言ではない多分(強気)

マリみては違う。そりゃ大人しい美少女キャラも高飛車キャラも天然キャラも一通り揃っている(重要)が、総じて主要人物は桁外れて人間が強い。

女性らしい弱さが描かれる部分も多くあるが、それ故に強いシーンがより強く見えるんだろう

誤解を恐れずに言えば「一昔前のティーンズ向け小説」。そりゃそうだ一昔前のティーンズ向け小説なんだから………

百合って同性という壁だったりタブー感が生む雰囲気を出していくのが主流になりつつある気がしますが、男の熱い友情物語があるならそれを女の子が女の子らしくやったら当然面白いでしょっていう話がマリみてなのかも。

あと、登場人物紹介でも付けようかと思って、名台詞を思い出して探してる時に気付いたんですわ

一言でカッコいい言葉なんて普通ありませんわな。個人的にもマリみてでただその一文だけ書いてカッコいい言葉って多分ないんすよね。

一人一人の人生があって、人間関係があって、その場があってその言葉を言うから痺れるわけだ。

ま、全員カッコいいから全員好きになっちゃうけどね(すぐそれ)