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レディ・プレイヤー1 感想

(切り取り線までネタバレはありません)

(原作は読んでません。すみません)

訳の分からない日記ではなく、感想の更新頻度が上がっています。立て続けに面白いものを見たらそら頑張って更新もする

今までの感想は、"感想"を書けばいいやってスタンスで、内容に踏み込んだりあーだこーだ語る事から逃げていたんですが、yubit映研のみんなが勇気を出して時間を使って語り始めたので、自分もカッコいい事は言えなくてもちゃんと寄りの感想を書くか…と思い立って書き始めています。

レディ・プレイヤー1

90点。

断腸の、90点です。

この映画めちゃくちゃ面白くて、オタク趣味の全くない人が見たらどうなのかなっていうのはあったけど、面白かったと自信を持って言える映画

直近でオタク向けエンタメのパシリム2があったっていうのが吉か凶か。

ネタバレなし感想自分には無理や。

ただ1つ限界まで凝縮して伝えると、ハリウッドのオタク向け映画。ハリウッド知らんけど。

----------以下ネタバレあり----------

・俺はガンダムで行く

何を隠そう、この映画の最大の見どころはサービス。

「何故レディ・プレイヤー1を志望されたのですか?」

「俺はガンダムで行くためです。」

こんなの即答、即採用である。

違った答えもたくさんありますが、1番重要な事は、ガンダムで行くためにこの映画があるという事です。

さて1番、と言ったからには2番目に言いたいこともあるわけですが、自分の感想の世界に少し踏み込んで頂くために、ガンダムで行くについて書いておきたいと思います。

今回はみなまで言う事をここに宣言しておきまして、ガンダム(1st)で出撃するなら、当然セリフは「ガンダム、いきまーす!」ですが

ここでトシロウ(トシロウ)は味方の大ピンチにギアを付けず、

機を見計らい、

たっぷりとためて期待と決意が入り混じったような表情、

そして、

「俺はガンダムで行く」

ギア、装

着。

あああ~もうお前が言っちまったんだからお前に任せた!!俺のライフはお前に預けた!!あああ~!!オタク、絶叫上映ならここで泣き崩れて死にます。

ダイトウは侍のアバターなので、ビームサーベルしか使いませんし、残り1秒になってもラストシューティングしません。最後まで完璧でした。トシロウ、1番カッコ良かったわけではないけど、お前が1番だ。サービス、+40点。

・3つの鍵

劇中3つの鍵が出てきましたが、この映画にも3つの鍵があります。

最初の参加資格たるガンダムで行く事が出来、なおかつ3つの扉を開けられれば100点にたどり着けるのかも知れません。

・生き様の鍵

オアシスの世界では、一般人に力はありません。

オタク能力という本来役に立たないはずの能力が、大金という形で報われる、オタクのための世界です。

随所でオタクがオタクしている時の仕草、表情、全てが良い。

これに関しては一歩間違えばハリウッドなろうだったのですが、そんなわけはなく、ウェイドに困難と成長がある事で、別にオタク最強夢盛りサービス定食ではないよとしっかり言ってきます。

つらい目に遭うオタクに対してオタク、涙。基礎点。

・バーチャルとリアルの鍵

この映画はテーマが多く、かなり大事なはずのバーチャルとリアルの描写に関してもかなり駆け足です。

ハリデー関連の話ではあくまでリアルがあってバーチャルがあるという事が強調されていました。

SF的立ち位置が気になるオタク、涙。基礎点。

バーチャル世界をどうするか、ではなくてバーチャルとリアルはどのように関係するのかという、これだけで1つの話になるようなところを、なんとかしてお話に乗せて描ききっています。

・表現の鍵

ハリデーは、一貫してバーチャルはリアルから生まれている事、俺はここにいるんだぞという事、ゲーム(遊び)の大切さを言っていました。

ゲーマー、ただただ涙。基礎点。

ウェイドはハリデーの遺志を継ぎ、ウェイドの運営が始まり、物語は終わります。

基礎点+基礎点+基礎点+40点=100点。

優勝だ。ここにサインをするがいい。

……

・オタク

ウェイドは紛れもないオタクだ。いや、ハリデー研究チームも、アドベンチャーをクリアしてしまった彼も、オタクだ。

知識がある。熱い魂もある。頭もキレる。目の輝きは失われている。ガチ恋もする。

レディ・プレイヤー1は、どうだろうか。

美麗過ぎる映像、これでもかと詰め込まれたサービス、難しいテーマをまとめきり、オタクをリスペクトし、見事な着地…

これは、オタクか?

俺自身に聞いているんだ。レディ・プレイヤー1は、オタクか?

いや、オタクのための、物凄い映画だった。

自分にウソはつけない。

誰が見てくれるかも分からないのにパワーが上昇し続け計測不能になってしまい、もはや上昇する意味もないのに、全てを放り出して上昇し続けるような、そんなやり切る作品が、オタクの、100点なんだ。

本当にレディ・プレイヤー1は面白かった。見たこともないクオリティと面白さだった。

だけど、ハイファイブがIOIの襲撃で死んだり、ウェイドとサマンサがすぐに結ばれなかったり、ハリデーが特に何も言わずにオアシスを渡したり、ガンダムで行くが2回あったとしても、何かが変われば100点が付けられるわけじゃない。

90点満点中90点、パシフィック・リム アップライジングの96点を超えるレディ・プレイヤー1、90点。ここにあり。

・おまけ

オタクとは言え、やっぱりゲームにもクリエイターにもそこまで興味がないオタクには厳しいのかなーとも思いました。

明らかに尺足りてないけど、半端ないサービスしてくれて、ちょっとクサいけど大事な事を言ってくれて、見事にハリウッド映画としてまとまった作品だなーと思ったので、半端ないサービスにうおお出来ないと厳しいよなー

いや何でおまけ付けたかって言うと、ちゃんとした文書きたいなーと思って書き始めたんですけど、無理だったというか90点の理由解説になっちゃったんですよね。

書きたいことを箇条書きして取り敢えず書き始めてるので、感想文を書いてるんじゃなくて、言いたいことを言うために感想の体裁をとってるみたいな状態よなぁ。テンプレ欲しい。

物申すのか、GOODとBADでシンプルに感想を書くのか、解説をするのか…